特約

「特約」とは、主契約に付け加える契約のことを言います。
通常は、特約のみの契約は不可能となっており、主契約を解約して特約だけ残して契約するというようなことはできません。
保険会社によりさまざまな「特約」を設けており、これは助かるというものから、これも必要かな？というものまでいろいろです。自分にとって必要と思われるものを選びましょう。

「特約」に関する下記項目を記しました。

• さまざまな「特約」
• ポイント：自分に必要なものを吟味して

さまざまな「特約」

比較的多くの保険会社で提供されている「特約」

「対物超過修理費用特約」

相手の自動車の修理費が時価額を上回った際にその差額分を補償。

「車両地震・噴火・津波特約」

地震・噴火・津波による自動車の損害を補償。多くは、限度額までの補償。

「弁護士費用等特約」

保険会社が示談交渉できないような事故の場合や裁判になった時の弁護士にかかる費用などを補償。

「ファミリーバイク特約」

被保険者やその家族が、原付バイクの運転中に起こした対人・対物・自損事故について補償。

「育英費用特約」

事故により死亡、もしくは重度の後遺障害を負った場合に、子供の育英費用を補償。

「運転者限定特約」

補償対象となる運転者を限定することにより保険料を割り引いてくれる。

「身の回り品補償特約」

契約対象となる自動車での事故により車内にあった身の回り品が損傷した場合の補償。

個性ある「特約」

• 「女性のお顔手術費用特約」（イーデザイン損保）
  人身傷害補償保険の支払い対象となる事故により、補償対象となる女性が顔、頭、首に傷害を負い、その治療のために手術（約款に定める手術）を行った場合に保険金を支払う。
• 「自宅・車庫等修理費用補償特約」（SBI損保）
  自宅・車庫などが自動車の衝突・接触により損傷した場合に補償。

ポイント：自分に必要なものを吟味して

「特約」は、ひとつひとつ選ぶ場合もあれば、複数の「特約」がパッケージになって選べるものもあります。
「対物超過修理費用特約」などは、「対物賠償保険」の範囲を超えた場合の補償となるので、検討対象となる人は多いと思いますが、「身の回り品補償特約」などは、車内に貴重品などを積載することがない人にとっては、それほど必要な「特約」とは言えません。
各社さまざまな特色ある「特約」を提供していますので、自分にとって必要な「特約」を選んで無駄な保険料は支払わないようにしましょう。

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