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交通事故の現状 – 2014
当サイトでは、主に交通事故の当事者となった場合の観点からの記事が中心ですが、
このページでは、国全体として交通事故の現状がどのようになっているかご紹介します。
交通事故の現状に関する下記項目について記しました。
交通事故の現状
近年、日本における交通事故数は、減少傾向にあり、下記表は平成20年から24年の事故数の推移ですが、各項目すべて減少しています。
平成20年以降の死者数・死傷者数・死傷事故件数の推移
年 | 死者数(人) | 死傷者数(人) | 死傷事故件数(件) | |||
減少率 (対前年比) |
減少率 (対前年比) |
減少率 (対前年比) |
||||
平成20年 | 5,155 | 10.3% | 950,659 | 8.6% | 766,147 | 8.0% |
平成21年 | 4,914 | 4.7% | 916,022 | 3.6% | 737,474 | 3.7% |
平成22年 | 4,863 | 1.0% | 901,071 | 1.6% | 725,773 | 1.6% |
平成23年 | 4,612 | 5.2% | 859,105 | 4,7% | 691,937 | 4.7% |
平成24年 | 4,411 | 4.4% | 829,807 | 3.4% | 665,138 | 3.9% |
※ 国土交通省資料より(https://www.qsr.mlit.go.jp/ )
しかしながらその減少率は年々低下しており、全体数が減ったからとは言え、死者数は4千人を超えているわけですからより事故が起こらないように注意し、少しでも事故数を減らすように努力しましょう。
ドライバーの高齢化
上記のように全体の交通事故数は減少しているのですが、高齢なドライバーが関わる事故の割合が増えています。
高齢運転者が関与した交通事故発生状況(平成25年中)
社会の高齢化とともにドライバーの高齢化も進んでおり、平成25年末の統計では、65歳以上の免許保有者は、1千500万人を超えています。
年齢別運転免許保有者数の前年比較
平成24年末
|
平成25年末
|
増減率
|
|
65歳~69歳
|
5,976,108 | 6,518,581 | 9.1% |
70歳~74歳
|
4,203,343 | 4,575,848 | 8.9% |
75歳~79歳
|
2,485,332 | 2,562,486 | 3.1% |
80歳~84歳
|
1,173,910 | 1,256,003 | 7.0% |
85歳以上
|
371,265 | 429,345 | 15.6% |
計
|
14,209,958 | 15,342,263 | 7.97% |
※ 警視庁資料より(https://www.npa.go.jp/ )
高齢者による事故の原因の調査や対策が国、自治体により進んでいますが、何よりも高齢者ドライバーの「自分はまだ大丈夫」と言った過信にあります。
65歳を過ぎたら自分の年齢をしっかりと認識し警視庁が主催している「シルバードライバーズ安全教室」などを利用したり、場合によっては「免許証の自主返納」も視野に入れ、事故を起こさないようにするにはどうすればよいか自分なりの安全対策を行いましょう。
警視庁「シルバードライバーズ安全教室」
警視庁「免許を返納する勇気」
欧米との比較
国土交通省では、日本・イギリス・ドイツ・フランス・アメリカで比較した情報を提供しています。
それによると日本の特徴としては、歩行者、自転車乗車中の死者数の割合が52%となっており、上記の欧米諸国( 16%~30%)よりも大きな割合を占めています。
一方で自動車乗車中の死者は、日本 19%、 上記の欧米諸国37%~52%となっています。
これは、最近「歩行者の安全確保のために自転車は車道を走るように」との指導をしたはいいものの道路が狭すぎて今度は自転車運転者が危険になるというような話があるように日本の道路行政の弊害がこういった数字にも影響しているのかも知れません。
ポイント:
交通事故は減ってはいるけれど・・・
全体の交通事故の件数は、減ってきていることは良いことなのですが、最近になり問題化してきた飲酒運転、危険ドラッグによる事故(事件)や高齢ドライバーによる事故の増加など、以前とは性質が異なる状況になっているように思われます。
全体数が減ってきて、より目立つようになったのかもしれませんが、その事故を報道などで見ていると凄惨な状況が想像され、より事故を減らすようにする努力が必要なのだろうと思われます。一瞬で加害者にも被害者にもなる可能性があります。
極力注意して交通事故を起こさないようにしましょう。
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