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自動運転の分類・レベル

近ごろ、注目されている自動運転車。事故時の賠償責任を負うのはドライバー?それとも自動車メーカー?といった難しい問題もありますが、自動運転には自動ブレーキだけのものもあればすべて自動車任せで運転してくれるというものもあったりと自動運転車といっても様々です。
本ページでは、そもそも自動運転ってどういうものということでまとめました。

自動運転の定義と分類・レベル

日本においては、政府が自動運転技術(自動制御活用型)の性能・能力の違いによって4つのレベルに分けて整理しています。

自動走行システムの定義

自動制御活用型の分類・レベル
分類 概要
レベル1:単独型 加速・操舵・制動のいずれかの操作をシステムが行う状態
レベル2:システムの複合化 加速・操舵・制動のうち複数の操作を一度にシステムが行う状態
レベル3:システムの高度化 加速・操舵・制動を全てシステムが行い、システムが要請したときのみドライバーが対応する状態
レベル4:完全自動走行 加速・操舵・制動を全てシステムが行い、ドライバーが全く関与しない状態

また、各レベルにおける責任関係についても明示しています。

各レベルにおける責任関係
分類 責任関係
レベル1:単独型 ドライバー責任
レベル2:システムの複合化 ドライバー責任
※監視義務及びいつでも安全運転できる態勢
レベル3:システムの高度化 システム責任(自動走行モード中)
※特定の交通環境下での自動走行(自動走行モード)
※監視義務なし(自動走行モード:システム要請前)
レベル4:完全自動走行 システム責任
※全ての行程での自動走行

自動運転はいつごろ実現するの?

自動運転車の定義や責任関係については上記の通りとなりますが、では実際いつ頃になったらどのレベルになるの?ということについて日本政府は、2018年ごろまでにレベル2が実現できると予測しており、すでに現在においても一部のメーカー、車種においてはレベル2と同等の技術を搭載した自動車が発売されています。以降、2021年ごろにレベル32025年ごろにレベル4の市場化を目指すとしています。

「レベル3」の自動車保険はどうなるの?

ここで、自動運転における自動車保険との間での問題について少し取り上げます。
「レベル2」までは、政府の定義にもあるように責任関係においては、「ドライバー」にあるということで現状と変わりありません。

問題は「レベル3」以降です。「レベル3」においては、政府が定義する責任関係においては、「システム責任(自動走行モード中)」となっていますが、主要な損害保険会社が会員となって組織する「日本損保協会」では、「レベル3」においても「現行法に基づく損害賠償責任の考え方が適用可能」と定義し、責任は「システム」ではなく「ドライバー」にあるとしており、「レベル3」における解釈の仕方がそれぞれ異なり幅があります。

実は現状においては、「レベル3」の自動車の定義、特定自体もかなり幅があり、「この自動車は、レベル3だ」、「いやレベル2だ」と議論されている段階でもあります。

日本政府は東京オリンピックの翌年の2021年ごろに「レベル3」を市場化できるようにとしていますが、技術の進歩に合わせて議論し決めていかなければならないことが多く、またドライバー自身も自動運転についての理解を深めていかないといけないように思います。

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