交通事故が起こってから示談成立まで、場合によっては訴訟までと…
示談の前に必要な準備
法律や保険関係などのお仕事をされていない一般の方で損害に関する示談を行う経験のある方は少ないでしょう。それでも事故の当事者となってしまった場合は、損害を金銭に置き換え賠償金の請求をしたり、されたりしなければなりません。
そういった慣れない示談を行う前に準備しておいたほうが良いと思われる項目を以下に記します。
示談へ向けた準備と心構え
一般の方で示談交渉の経験のある方は、そう多くはないでしょう。そのような慣れない交渉の時に慌てないように事前の準備と心構えが重要です。
加害者は法律で認められる損害に対して賠償を行わなければなりません。被害者は法律で認められる損害に見合った賠償をしっかりと請求するようにしなければなりません。
時には被害者が感情的になって法外な賠償金を請求したために示談が思うように進まないというようなこともあります。加害者、被害者ともに冷静に対応し、正当な賠償金を決定できるように心がけましょう。
過失割合の決定
示談交渉において重要な事柄のひとつに過失割合の決定があります。重大な損害になればなるほど損害額は大きくなり、よって過失割合が少し違うことで賠償金額に大きな違いが出てきます。場合によっては数百万、数千万もの違いが出る場合もあります。
過失割合の知識など一般の人にはなじみのないところで譲歩を求められたり交渉を迫られることも少なくありません。このような場合でも冷静に正当な過失割合を見極められるようにしましょう。
過失割合については、下記の日弁連が出版している赤い本が参考になります。できるだけ示談の前に目を通すようにしましょう。
日弁連交通事故相談センター 赤い本「民事交通事故訴訟 損害賠償額算定基準」
被害者が特に注意し準備すべきこと
交渉相手が保険会社の場合がある
被害者が特に注意しなければならないことですが、加害者が任意保険に加入している場合、その任意保険会社の担当者が加害者の代理人として示談交渉の相手となる場合があります。そうなると相手は、保険のプロでしかも仕事として交渉していますから基本的に賠償額を極力下げるように注力してきます。そのような場合でも被害者は冷静に対応し、法律で認められた損害を被害者にとって有利な弁護士会(裁判所)基準での金額に置き換え請求するようにしましょう。
弁護士会(裁判所)基準については、下記の日弁連が出版している赤い本が参考になります。できるだけ示談の前に目を通すようにしましょう。
日弁連交通事故相談センター 赤い本「民事交通事故訴訟 損害賠償額算定基準」
準備しておきたい書類
示談交渉では、事故証明書や治療や診療に掛かった費用に関する書類などが必要となります。また、示談が不成立となり民事裁判を起こす場合でもこれらの書類を必要です。請求漏れがないように必要な書類はすべて準備するようにしましょう。
準備しておきたい書類については下記関連ページをご覧ください。
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