保険会社との示談

加害者が任意保険に加入している場合、任意保険会社の担当者が加害者の代理人として示談交渉を行うことが多くあります。示談交渉の交渉相手が経験豊富な保険会社の担当者ということで被害者側として注意しなければならないことについて以下に記します。

• 保険会社との示談交渉
• 保険会社だからと意識しすぎない
• 冷静に強い姿勢で

保険会社との示談交渉

加害者が任意保険に加入している（「示談交渉サービス」が付帯されている）場合、保険会社の担当者が代理人として示談交渉を行う場合がほとんどです。
加害者にとっては大変ありがたいサービスですが、弁護士などに依頼できるようなゆとりがある場合は別として示談交渉の経験がほとんどないような被害者が自らプロを相手に交渉をしなければならないということになります。

保険会社だからと恐れすぎない

交渉の相手が知識、経験ともに豊富な保険会社だとしてもあまり意識しすぎるのもよくありません。いくら保険会社といっても法律の中で交渉を行ってくるわけですし、被害者としてこれまでの裁判例などで認められた正当な賠償額を要求すれば良いことなので相手がプロだかといって必要以上に身構える必要はありません。
もちろん交渉を行う前にこれまでの裁判例や損害賠償額の基準の違いなどについて勉強したり、準備をしておく必要はあります。

冷静に強い姿勢で

突然、事故に巻き込まれて傷害を被り、その上、損害賠償の交渉をしなければならない。しかもプロを相手に。精神的に大変負担の掛かるつらい状況です。感情的に怒りたくなってしまうのは当然です。しかし、ここはなるべく冷静にならなければなりません。保険会社は仕事として事務的に交渉をしてきます。感情的になったところに賠償金額を提示されても正しい判断はできません。冷静になって提示された賠償金額を判断し、不服がある場合は、冷静に強い姿勢で拒否するようにしましょう。

 

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