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リスク細分型保険

「リスク細分型保険」とは、契約者(ドライバー)のリスクを細かく分類し、その分類に応じた保険料を適用する保険です。

「リスク細分型保険」に関する下記項目について記しました。

ドライバーのリスクを分類する

契約者(ドライバー)のリスクは、年齢や運転暦、地域などによって分類されます。そして、その分類によってそれぞれの契約者の保険料が決まります。
これは、「任意保険」のみに適用され「自賠責保険」は適用されません。

この「リスク細分型保険」は、保険の自由化とともに契約者によっては保険料を大変安く提供できるということもあり、主に直接契約(インターネット、電話を利用した契約)での保険で多く採用されています。

「保険業法施行規則」において保険料率の算出には、下記9項目のリスク(危険)要因を用いる、もしくは併用するようにとされています。

保険業法の規定に関する運用基準、諸手続きおよび諸書式を定める規則

  1. 年齢
  2. 性別
  3. 運転歴
  4. 営業用、自家用その他自動車の使用目的
  5. 年間走行距離その他自動車の使用状況
  6. 地域
  7. 自動車の種別
  8. 自動車の安全装置の有無
  9. 自動車の所有台数

(平成八年二月二十九日大蔵省令第五号)より

各保険会社は、上記リスク要因を基に独自のリスク要因で分類しています。
各保険会社の保険料算出方法、内容を確認しましょう。

ポイント:
「リスク細分型」は、人によっては得になる

「リスク細分型保険」は、なるべくその人(契約者)にあった無駄のない保険料を設定するということで、リスクが低い人にとっては、大変な節約になります。

しかしながらリスクが高い人にとっては、それほど節約にならずに場合によっては「リスク細分型保険」ではない時よりも高くなってしまうかもしれません。
すべての人にとってリスク細分型のよる恩恵を受けられるわけではありません。

また、「リスク細分型保険」のリスク要因は、上記の「保険業法施行規則」によると自分で努力してどうにかなるという要因は、「運転歴」くらいで他は、そうそう変えられるものではありません。
保険会社によってさまざまな区分け要因が設定されているので、せめて自分に合った保険会社を選ぶようにしましょう。

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