各自動車保険会社では保険料例を提示していますが、本ページでは…
20代の保険料例 比較と相場
自動車保険の保険料は契約条件や補償内容によって変動幅が多きいために「○○歳の相場はいくら」と一概に言うことはできませんが、年齢や等級によって保険料が高くなったり安くなったりする傾向は実際にあります。
本ページでは保険料が最も高くなる可能性が高い「20代」をメインにして他の年齢などと比較してどの程度の保険料になるのか比較・検証しました。
他の年代との比較
20代の4割以上が軽自動車と言うことから、下記比較表では例年販売台数上位にある人気の軽自動車「スズキ ワゴンR」の保険料例をドライバーの年齢条件を変えて比較してみました。
年齢条件と等級以外はほぼ同じ条件で比較してみましたが、結果的には20代と40代では、ほぼ倍に近い差が出ました。
20代前半の保険料 | |
---|---|
保険料(年間) | 38,700円 |
契約条件 | |
契約者年齢 | 21歳~25歳 |
等級 | 10等級 |
年齢条件 | 21歳~25歳 |
30-40代の保険料 | |
---|---|
保険料(年間) | 18,430円 |
契約条件 | |
契約者年齢 | 30歳~50歳 |
等級 | 20等級 |
年齢条件 | 30歳~50歳 |
50-60代の保険料 | |
---|---|
保険料(年間) | 20,750円 |
契約条件 | |
契約者年齢 | 51歳~60歳 |
等級 | 20等級 |
年齢条件 | 51歳~60歳 |
共通の主な契約条件 | |
---|---|
車/型式 | スズキ ワゴンR |
免許証の色 | ゴールド |
使用目的 | 日常・レジャー |
年間走行距離区分 | ~3,000km以下 |
保険始期日 | 2016年1月1日 |
共通の主な補償内容 | |
対人賠償保険 | 無制限 |
対物賠償保険 | 無制限 |
無保険車事故傷害保険 | 2億円 |
人身傷害補償保険 | 3,000万円 |
搭乗者傷害保険 | 1,000万円 |
車両保険/種類 | 限定カバー型 |
車両保険金額 | 180万円 |
車両保険免責金額 | 5 – 10万円 |
免責ゼロ特約 | 車対車事故のみ |
車内身の回り品特約 | 10万円 |
ファミリーケア | 100万円 |
共通の主な割り引き | |
インターネット割引 | ○ |
e証券割引 | ○ |
他の車種での保険料例
20代に人気のある「マツダ デミオ」など、その他の車種の保険料例を見ても上記保険料例とほぼ同等の金額となっています。
- 「デミオ」20代の保険料の一例=34,190円( 詳細はこちら )
- 「フィット」20代の保険料の一例=36,410円( 詳細はこちら )
- 「プリウス」20代の保険料の一例=40,490円( 詳細はこちら )
年齢が若いほど保険料は高くなる
自動車保険における年齢条件とは契約対象である自動車の運転者を年齢によって制限することで保険料を安くしようとする仕組みです。
年齢条件が無制限だと保険料は高くなり、設定された年齢以上の運転者のみであれば保険料は安くなるということです。保険会社により異なりますが、一般的には年齢が高いほど保険料は安くなります。
そういったことから年齢条件という制度から見ると免許を取得できる18歳から20歳代の若い年齢では最も高い保険料になってしまいます。
また、年齢条件以外に保険料に大きな影響を及ぼすのが等級です。等級は、初めて自動車保険を契約したときに6等級からはじまって、その後一年ごとに無事故であれば1等級上がっていきます。等級が高ければ高いほど保険料は安くなるわけですが、年齢が若いと当然ながら等級も低いのでおのずと保険料は高くなってしまいます。
20代で保険料を安くする方法
基本的に若いときは保険料は高くなるということになりますが、その中でもなるべく安くできると助かります。以下に保険料を安くする方法についてまとめました。
1. 車両保険を検討する
車両保険の契約内容は保険料に大きく影響し、また保険料を自分でコントロールできる数少ない補償項目です。
多くの保険会社では、車両保険の補償対象の範囲をフルカバー、限定などの段階に分けられていて、どれを選ぶかによって保険料が異なってきます。上記保険料例では、保険料が安くなる「限定」で設定しています。
保険対象となる自動車やドライバーの運転技術力など契約者の状況により単純に安くなるように補償範囲を狭いものにすればよいとはいえませんが、車両保険の範囲設定は保険料をコントロールできるひとつの方法です。
2. 同居する親類の等級を引き継ぐ
もし、同居している親類の等級が高いけれど高齢などの理由でもう運転しないよと言うことであれば、等級を引き継ぐことができます。例えば、自分は6等級であっても引き継ぐ等級が20等級であれば20等級で保険契約することができます。
3. 同居する親類の自動車を使わせてもらう
簡単な例としては、保険料を払ってくれる親の自動車を借りると言うことです。
例えば、親の自動車で親が35歳以上の年齢条件で契約していたところを自分も補償範囲にしてもらうように21歳もしくは26歳以上の条件に変更してもらって一台の自動車を共同で使わせてもらいます。
増えた分の保険料は自分が払うか、親に払ってもらうかは親との交渉となりますが、いずれにせよ単独で保険契約をするよりは安く済みます。
4. セカンドカー割引を利用する
自動車を利用する日や時間帯が重なってしまうなど、一台の自動車を親類と共同利用することができないような場合は、同居する親類が11等級以上であれば、その親類に自動車を2台目として購入してもらって「セカンドカー割引」を適用して保険契約をしてもらうと本来、新規保険契約では6等級からになるところが7等級からはじめることができて幾分割安になります。
5. さまざまな割引を利用する
さまざまな割引を利用してとにかく保険料を安くするようにしましょう。
新車であれば新車割引、ハイブリッド車や電気自動車であればエコカー割引、2017年からは自動ブレーキを搭載した安全先進車を対象にした割引も開始されます。
適用できる割引はなるべく適用して少しでも保険料が安くなるようにしましょう。
「新車なら保険料割引!」- 各社比較
自動ブレーキ搭載など2017年から保険料割引へ
まとめ
- 20代の保険料は40,50代比べると倍近い保険料になる場合がある。
- 保険料が高いのは年齢が若いからだけではなく、等級が大きく影響している。
- 同居している親類の自動車を使わせてもらうなどすれば20代でも保険料安くすることができる。
若い人の自動車保険の保険料が高いというのはそれなりに理由があります。危険運転や事故が多く統計的に若い人の事故リスクが高いためです。
自動車保険は単に安ければよいというものではありません。ご自身の運転技術や状況によって自分にあった契約条件・補償内容を選択するようにしましょう。
本サイトで上げている保険料はある条件の一例に過ぎません。ご自身の条件・補償内容で、どの自動車保険が良いのか、その中でどれが安いのかを知りたい方は、「無料の自動車保険一括見積もりサービス」サイトなどを利用して複数の保険会社から見積もりを取って比較検討されたほうが良いでしょう。
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