「保険料は走る分だけ！走行距離により安くなる！」- 各社比較

「保険料は、走る分だけ！」と最近CMでよく見かけます。これは、被保険車の年間の走行距離によって保険料を安くしますということですが、保険各社によって内容が少々異なります。以下に各社の違いなど記します。

• 走行距離によって保険料を安くする
• 各社比較
• 走行距離が短い人にとってはお得

走行距離によって保険料を安くする

被保険車の年間の走行距離によって保険料を変えるという仕組みは、基本的に走行距離が短ければ、事故の危険性は低い、長ければ事故の危険性は高いという至極簡単な考え方から成り立った保険です。
このようなリスクの高い、低いによって保険料を変動させる仕組みを「リスク細分型」といい、同じような仕組みでは年齢によって保険料を変動させる方法があります。
統計的に年齢が若いと事故率は高いので保険料は高く、年齢が高くなるにつれ事故率は低くなるので、それにあわせて保険料は低くなっています。

リスク細分型保険
年齢条件
「40代・50代の保険料を割安に！」 – 各社比較

各社比較

走行距離によるリスク細分を採用している各保険会社間では、主に距離区分による違いがあります。
各保険会社のWebサイト上で確認できる範囲で走行距離分を以下に引用掲載しました。保険会社によっては距離の目安が表記されているので、自分がどれくらいの距離を走るのか分からない場合は、そちらを参考にしてみてください。
また、実際の保険料は、年齢や等級などその他の要素との組み合わせにより異なってきます。一括見積もりサイトなどで実際の見積もりをとって比較、確認してください。

無料の自動車保険一括見積もりサービス

ソニー損保

保険料	距離区分	距離目安
安い	3,000km以下	あまり乗らない
↑	5,000km以下	近所の買い物などがメイン
	7,000km以下	通勤・通学　片道30分くらい（1日あたり20km程度）
	9,000km以下	休日使用　時々旅行
	11,000km以下	通勤・通学　片道1時間くらい（1日あたり30km程度）
↓	16,000km以下	毎日長距離
高い	無制限

チューリッヒ

保険料	距離区分	距離目安
安い	3,000km以下	買い物など日常の使用
↑	3,000km超～5,000km以下	買い物やレジャーなど休日の使用
	5,000km超～10,000km以下	買い物など日常の使用に加え、休日の使用
↓	10,000km超～15,000km以下	買い物・休日の使用に加え、帰省などのロングドライブも
高い	15,000km超	ほぼ毎日、長距離で使用

そんぽ24

保険料	距離区分
安い	4,000km未満
↑	4,000km以上～8,000km未満
	8,000km以上～12,000km未満
↓	12,000km以上～16,000km未満
高い	16,000km以上

イーデザイン損保

保険料	距離区分	距離目安
安い	3,000km以下	休日、近場での買い物に使用 週5日、1日10km程度の使用
↑	3,000km超～5,000km以下	平日、休日の近場での買い物に使用 週5日、1日15km程度の使用
↓	5,000km超～10,000km以下	平日、休日の近場での買い物に加え、休日のレジャーにも使用 週5日、1日20km程度の使用
高い	10,000km超	平日、休日の近場での買い物や休日のレジャーに加え、帰省や旅行などロングドライブに使用 週5日、1日40km程度の使用

アクサダイレクト

保険料	距離区分
安い	5,000km未満
	10,000km未満
高い	10,000km以上

おとなの自動車保険

保険料	距離区分
安い	5,000km以下
高い	10,000km以下

走行距離が短い人にとってはお得

では実際に誰にとってお得なサービスかといえば、当然ながら年間の走行距離が短い人にとってお得なサービスです。
自動車を所有していても休日のみとか近所の買い物の時だけしか乗らないような方は多いと思います。そういった方にとっては、この「走る分だけ」の保険は魅力的だと思います。

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